職場の近くに公民館があります。
二階建てで、校舎の一角の様な雰囲気です。
公民館の事務長さんとは仕事で懇意にさせて頂いており。
昨日も「今、絵画展をしてるから帰りに観てってよ」と言われました。
そっかぁー、なんか断れないしな〜。
帰る頃には辺りは暗くなっていました。
公民館に寄ってみたら事務長さんは留守で、嘱託職員さんが一人、留守番をしていました。
この職員さんは、隣の地区に住む30歳の和尚様。
お寺の仕事が無い時に公民館の仕事を手伝って下さっているのですが、とにかく無口。
この調子で説法など出来るのだろうか?
すみません、余談でした🙇♀️
絵画展をしているからか、玄関の扉も開いていたし案内ポスターもあったのですが二階の展示室は真っ暗。
トントンと隣の事務室の窓を叩き和尚様に声をかけたら、あ、と電気を付けてくれました。
一通り見て和尚様に御礼を言ったものの、反応は無く😅
廊下には、昔の墓跡等の調査報告のパネルがズラリ。
ここも真っ暗でしたが、窓から入る街灯でわずかに写真も浮かび上がります。
お墓がいっぱい並んでいます😅
脇の部屋のドアが開いていたのでそこも覗いてみました。
真っ暗でしたが、ぼんやりと見える大きな幕には、【昭和初期からのこの地区の映像を見る会】みたいな事が書いてありました。
一昨日、開いた様です。
昔のモノクロの子ども達がワイワイと写っているポスターもありました。
お墓…昔の子ども…辺りは暗いし和尚様は喋らないし…
なんだかなぁ…と思っていたら、下のフロアから子ども達のキャーキャーと楽しそうに騒ぐ声が。
あ〜良かった〜
誰か来たんだ〜
誰だろう?
あそこの家の子かなぁ?
ママもいるかなぁ?
なんて思いながら階段を降りました。
が、全て真っ暗。
シーンと静まり返っています。
人は完全に居ません。
あれ? 帰っちゃった?
なら外かな?
玄関を出て呆然…
人っ子一人居ません…
確かに女の子が笑っていたのです。
楽しそうに…
キャーキャーとしばらくの間。
でも、上がり口に並んだ何十足のスリッパは、一糸乱れず綺麗なままでした。
子どもたちが駆け回っていたのに…
なに…?
だれ?
昭和の坊ちゃん嬢ちゃん?