目まぐるしく進化する世の中。
医療なら尚更ですね。
近所に耳鼻咽喉科が二軒あります。
一つは70代の医師。
全てに年季が入り、受付などの事務も昔ながらのアナログ。
もう一つは40代の若い医師。機器も診療も最先端。
でも患者はとても少ない。
70代医師のボロ医院は座る場所も無いほどいつも患者で溢れ返っている。
人柄である。
患者と向き合う医師の心は患者にしっかりと伝わる。
この度、ちびまめが陸上で腰を痛め、整形外科へ行く事になった。
この町にあるいつもの整形外科は、一度行けば湿布を山ほど処方され、コルセットやらサポーターやらも買わされ、会計が1万円ほどになる。
でも、地元住民は文句を言いながらも結局そこに通院している。
さて、ちびまめもそこに行かせる?
なんとなく気が進まない。
ネットで調べてみたら、最近、新しい整形外科が開院していた。
経歴を読むと、地元出身の30代後半医師で、東京などの大きな病院で研鑽を積み、そして今の慢性化した医療の闇の現場を変えたいという、やる気満々の医師みたいだ。
理学療法士等のスタッフも10人程抱えている。
リハビリにも精通し、お年寄りからキッズアスリートまでなんなく対応できる医院であることがわかった。
よし、ここにしてみよう。
正解でした。
レントゲンで骨の状態を確認、異常無し。
丁寧に話を聞き原因を探る。
回復の為のストレッチを習ってきた様だ。
湿布は無し。
人間の体も医療も新しい発見の連続です。
やはり時代に合った医療を受けられたら幸せと感じます。
プラス、医師の人柄ですよね。
ちびまめは自分の気持ちを表現したり、人に必要な事を伝えるのが苦手です。
医院には本人の意思で一人で行きますが、どれだけきちんと伝えられているのか、私としては心配です。
出来る事なら一緒に行って代弁したいくらいですが、ちびまめ本人がそれを拒否するので、やはり行く訳には行きません。
自分でどれくらい症状を説明できたのかは謎ですが、それも彼の人生のうち。
本当ならもう少し先に進めるのかもしれないけれど、彼なりに一生懸命表現をして獲得した一歩。
そうやって彼という人間が出来上がって行くんだろうなと思っています。
今日は、新しい出会いがあったちびまめでした。